私たち(一社)天草地域総合研究所が目指すのは、「市民総幸福量を最大化する住民主体のまちづくり」です。
人生100年時代、日本は国際社会で最も進んだ長寿国です。
その日本の中で天草に、最も幸せな超高齢社会を実現していきます。
天草各地で展開する住民主体の幸せなまちづくりの取り組みをこのウェブサイトでご覧ください。
世界の長寿ランキング
2022年WHOが発表した世界の長寿ランキングで日本は第1位で、平均寿命が84.3歳となっています。
天草は日本で中でも長寿の地域
2023年の厚生労働省の調査によると、天草市の平均寿命は、男性が82.27歳、女性が88.41歳で、全国平均よりも男性で0.78歳、女性で0.67歳長くなっています。天草市は、日本の中でも上位に位置する長寿地域となっています。
都道府県別には、滋賀県(男性82.73歳、女性88.29歳)、長野県(男性82.62歳、女性88.28歳)、沖縄県(男性82.52歳、女性88.07歳)です。
これらの地域は、いずれも温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれており、住民の健康意識も比較的高い傾向にあります。また、医療・福祉も充実しており、長寿を支える環境が整っています。
天草市社会福祉協議会主催の「あまくさシルバーファッションショー」は、80歳以上でなければ出演できない高齢者のユニークなファッションショーです。
写真は、2023年9月18日天草市民センターで開催された時のもので、ゲストコメンテーターは、お母さんが天草出身の由美かおるさんでした。
大切なことは幸せで長生きすること
天草市は、市民の健康福祉行政に対する施策に力を入れていて、特に平成26年4月から令和2年12月まで2期6年9ヶ月にわたり中村五木市長の功績は大きいものがあります。
全国に先駆けて、高齢者の健康寿命を延ばすための取り組みとして「ふれあいいきいきサロン事業」や、「通いの場」、「脳生き生きサポーター事業」、また天草市社会福祉協議会では困りごとをお互いにたすけ合う「ほっと安心サポート事業」を実施しています。これらは、天草の高齢者が健康で長生きするための先進的な取り組みです。
中でも2015年~2020年まで市内5地域の13,694人を対象に戸別訪問方式で行われた「天草市幸福量調査」は、目を見張るものがあります。
それは、行政の職員と社会福祉協議会の職員が、直接住民の声を生活現場(自宅)で伺って様子を見ながら、そこで問題を発見すると部署間を越えて連携して即時対応する画期的な取り組みでした。
調査した結果は、市政の長期計画の一次資料にするばかりではなく、新人職員の研修として位置付け、どの部署であろうとも職員は常に市民の声を聞きながら業務に当る大切さを感じさせるものでした。
住民が主体のまちづくり活動
このような行政の取り組みに加え、何よりも住民が主体となり自分たちのまちづくり活動を進めることが幸せな地域づくりの原点です。
そのためには、地域に顕在、あるいは潜在している様々な問題に対して、専門の知識や技能を有している市民が連携して取り組む必要があります。
行政を縦軸の取り組みとしたら、市民は横軸の取り組みで、縦と横の上手な連携により、よりよい市民生活が実現します。
一般社団法人天草地域総合研究所が誕生したのは、天草市内に増え続ける空き家問題(2023年時点で空き家約8,000軒)を解決するため、市民が主体となって1年にわたる専門職の人たちを招いての「空き家対策勉強会」からでした。
その後、ことは空き家だけでなく、医療、福祉、租税、相続、教育、産業など多岐に渡る問題であり、未来の幸せなまちづくりをするためのシンクタンクとして、勉強会の関係者が連携して一般社団法人の設立となりました。
世界で最も幸せな超高齢社会を目指して
<写真は、天草市議会議員と総研スタッフとの空き家問題に関する意見交換会2023年2月3日>
人生100年時代、心身ともに健康で、幸せに長生きすることは世界中の人々の願いです。
(一社)天草地域総合研究所では、天草が世界で最も幸せな超高齢社会のモデルとなる取り組みを行っています
その要になるのが、市民総幸福量を最大化する住民主体のまちづくりです。
特に高齢者の割合が大きい天草では、いかに健康で幸せに長生きするかが最大のテーマです。
私たち(一社)天草地域総合研究所は、天草の人々の幸せな暮らしを実現するために、行政や関係機関と連携して、天草各地域で住民主体のまちづくり活動を行っています。